春の象徴の花『桜』と『梅』、秋を思わせる『紅葉』や『銀杏』など四季折々の美しい花や葉が散りばめられた華やかな豪華な帯です。
それぞれの文様に意味をまとめてみました。
◆『桜』は元は日本人にとって一番大切な稲・米の豊作を祈願した吉祥柄です。
◆『梅』は「松竹梅」でもよく知られているように、日本を代表するおめでたい柄の一つであり、その他、「忍耐力」「忠実」「高潔」、そして「安産祈願」といった意味も込められているようです。
◆『紅葉』は末広がりな形から、「繁栄」を意味する吉祥柄ですが、葉の形が鶏冠に似ていることから「出世」の意味も込められています。
◆『銀杏』は「紅葉」と同様に末広がりな形から「繁栄」を意味する吉祥柄であり、樹齢が長いことから「長寿・長命」の意味も込められた文様です。